
赤ちゃんの成長と共に、やらなければならない歯磨きですが、
- 歯磨きはいつから始めるか知っていますか?
- 歯磨きの仕方って知っていますか?
初めて赤ちゃんの歯磨きをすることになる、ママ、パパは、「えっ!?知らない…どうしたらよいの?」と、悩んでしまうと思います。
実際、私が初めて娘の歯磨きを行った時は、赤ちゃんの歯磨きに対しての知識が無かったため、娘は嫌がってしまいました。
子供は一度嫌だと思うと、スムーズに歯磨きをさせてくれるまで時間がかかります。その為、本当に大変な思いをしました。
この記事では、あなたが私のように大変な思いせず、ママと赤ちゃんが楽しんで歯磨きが出来るように、歯磨きのコツや、注意点、歯磨きに使うグッズについて、ご紹介したいと思います。
1.赤ちゃんに歯が生えるのはいつから?
歯磨きをしようと思っても、歯が生えていないと歯磨きはできません。
では、いつ頃から歯が生え出すのだろう?と気になりますよね。赤ちゃんの歯が、生え出す時期について、ご紹介したいと思います。
乳歯の生え始めは個人差が大きい
赤ちゃんの頃に、生え出すのが「乳歯」と、呼ばれる歯です。この「乳歯」の生え出す時期は、生後3か月ぐらいから生後9か月ぐらいの間と言われています。
まれに、生れた時から歯が生えていたり、生後1か月以内に歯が生え出す赤ちゃんもいます。この時期に歯が生えていると、下記のようなトラブルになる事もあります。
- 授乳時にママの乳首を噛んでしまい、乳腺炎になってしまい事がある。
- 舌の裏側を歯が当たってしまう事で、潰瘍(リガフェーデ病)が出来てしまう。
- 歯が弱いためグラグラしやすく、抜けてしまったり、抜けた歯を赤ちゃんが誤飲してしまう。
気になる際には、歯医者さんや、小児科に相談してみてください。
また、歯が中々生えてこないと、悩んでしまうママもいますが、生え出す時期の個人差は大きいので、ゆっくり見守ってあげてください。
もし、1歳半近くになっても、歯が生えてこない場合は、歯医者に受診をして相談してみてくださいね。
歯が生え出す頃には兆候が見られる!
赤ちゃんは、歯が生え出す頃になると、歯茎が痒かったり、ムズムズ感じるようです。その為、歯が生え出す前には、様々な兆候が見られます。次のような仕草が見られたら、歯が生え出す時期かもしれませんよ!
- よだれが多くなる。
- タオルや、おもちゃをよく噛んでいる。
- 夜泣きをする。
- 手を口に入れる。
- 機嫌が悪く、グズっている事が多い。
- ブーブーと唇を震わせて、唾をとばす。
気になる兆候が見られたら、赤ちゃんの口の中を覗いてみてくださいね。
歯固めでグズリ対策!
歯が生え出す頃から、色んな物を噛みだす赤ちゃんの為に「歯固め」、と呼ばれるものが販売されています。
オススメな物を2つ、ご紹介しますね。
お出かけ先などでも、持って行きやすく、急な赤ちゃんのグズリにも使えて便利です。
2.赤ちゃんの歯磨きはいつから?
赤ちゃんの歯磨きは、「いつから始めたら良いの?」と、疑問に思いますよね。歯磨きをスタートさせる時期は、赤ちゃんの歯が生え始めた頃からです。
とは言え、一気に歯が生えるのではなく1本、1本ゆっくり生えてくるので、大人の使うような一般的な歯ブラシの形の物はまだ使いません。
歯磨きをスタートさせる頃は、ガーゼを濡らした物や、市販の「歯磨きナップ」などで、優しく歯を拭いてあげれば大丈夫です。
赤ちゃんの中には、歯を触られたり、お口の中に指が入ってくること自体を嫌がる子もいます。まずは、赤ちゃんが歯を触られても大丈夫なように、触って慣れる事から始めましょう。
詳しい歯磨きの方法については、後の「3.成長に合わせた歯磨きのコツ」で、ご紹介しますね。
3.成長に合わせた歯磨きのコツ
歯が生えてきたら、歯磨きをスタートさせますが、赤ちゃんの成長が進むにつれ、歯磨きの仕方は変化して行きます。
この章では、赤ちゃんの成長に合わせた歯磨きの仕方や、コツについてまとめてみました。ぜひ、参考にしてください。
歯が生え出したころの歯磨きのコツ
「歯磨き」と考えると、大人が使う歯ブラシを連想しがちだと思いますが、赤ちゃんの歯磨きをスタートさせる頃は、まだ使用しません。
まずは、歯を触ることに慣れさせていく事が大事です。赤ちゃんの中には、歯を触られるのを嫌がる子もいるので、赤ちゃんの機嫌が良い時に行うといいですよ。
はじめのうちは、ガーゼを湿らせ、歯を優しく拭いてあげてください。赤ちゃんを、抱っこしながら歯を拭いてあげると、赤ちゃんも安心して、落ち着いてくれます。
また、ガーゼを毎回濡らすのも面倒だったり、衛生的に気になる方には、歯磨きナップがおすすめです。リンクを貼っておくので、見てみてくださいね。
赤ちゃんの自我が芽生えてきた頃の歯磨きのコツ
自我が芽生える頃になってくると、自分で歯磨きをしたがったり、歯ブラシを持ちたがったりします。
そんな意欲が見え始めたら、赤ちゃんが持ちやすい形状の、歯ブラシを持たせてあげてください。上手に真似っこして、歯ブラシをシャカシャカ動かしてくれますよ。
そんな時期に、オススメな歯ブラシもご紹介しておきますね!
- 歯磨きに慣れるようトレーニングもできる歯ブラシ
リッチェル 乳歯ブラシR 3カ月から用(1セット)
- 赤ちゃんが自分で持ちやすい設計の歯ブラシ
【5ヶ月~3歳頃】ベビーハブラシ*HAMICO(ハミコ)
ママの仕上げ磨きのコツ
自分で歯磨きをしたがる赤ちゃんですが、まだ歯磨きに慣れていないので、綺麗には磨けません。なので、ママの仕上げ磨きが大事になってきます。赤ちゃん用の歯ブラシで、仕上げ磨きしてあげてくださいね。
この時期に使う歯ブラシは、ストッパーの付いている物がオススメです。ママが赤ちゃんの歯を磨いている途中で急に動いたり、赤ちゃんが自分で歯ブラシを使った時に、喉を突いてしまうのを防いでくれますよ。
- ストッパー付の歯ブラシ
トレーニング歯ブラシセット
成長が進んだ頃の歯磨きのコツ!
二歳頃になってくると、自分での歯磨きが上手になってきますが、まだまだママの仕上げ磨きは必要です。また、その頃になると練習は必要ですが、うがいが出来るようになってきます。歯磨き後はきちんと、うがいをさせてあげてください。
うがいが出来ない頃のうがい対策
しかし、うがいの出来ない時期の赤ちゃんは、「どうしたら良いの?」と疑問だと思います。
赤ちゃんには、うがいの代わりに、歯磨き後に白湯や、お水を2、3口飲ませたりするだけで、うがいの代わりになります。歯磨き後に飲ませてあげてくださいね。
4.歯磨きする際のコツと注意点
赤ちゃんの歯磨きをする時には、いくつか注意する点があるので、まとめてみました。
注意点を知らないで、歯磨きをしてしまうと、赤ちゃんが歯磨きを嫌がったり、思わぬけがをしてしまう事もあります。歯磨きを行う際には、注意点をご紹介しますね。
嫌がりだしたら、一旦歯磨きを止める
歯磨きをしている最中に、嫌がり動き出してしまう赤ちゃんもいます。
ここで、無理をして歯磨きを続けると、ケガをしたり、歯磨き自体を嫌がるようになってしまいます。そうなってしまわないよう、嫌がりだしたら一旦歯磨きを中断し、機嫌が良くなった頃に、再度磨いてくださいね。
歯磨きは強く磨かない!
歯磨きを行う時、力をいれて磨いてはいけません。歯茎に傷がついてしまいますし、何より赤ちゃんが痛がってしまい歯磨きを嫌がるようになってしまいます。
柔らかい毛先の歯ブラシを選ぶ!
また、硬めの毛先の歯ブラシは、歯茎に当たった時に痛がることが多いので、柔らかい毛先の物を、選ぶようにして下さいね。
歯磨き粉は赤ちゃん用を!
歯磨き粉には、歯を強くして虫歯から守ってくれる効果があります。
本格的に使用しだすのは、うがいが出来るようになってからですが、赤ちゃん用の歯磨き粉の使用をオススメします。
また、最近では月齢の低い赤ちゃんでも使用できる物や、スプレーでフッ素をかけるタイプの物も販売されています。
離乳食が始まると、赤ちゃんの虫歯が気になってくるママも多いと思うので、ぜひ使ってみてください。
歯磨き中、お気に入りの物を用意する。
歯磨きを嫌がる子には、歯磨き中赤ちゃんのお気に入りの物を、持たせてみてください。とくにオススメな物は、音が鳴ったりするオモチャや、手鏡です。歯磨きするたびに、持たせていると機嫌よく磨かせてくれるようなるので、オススメです。
5.まとめ
歯磨きについてまとめてみましたが、どうでしたか?
色々書きましたが、赤ちゃんとママが楽しみながら行う事が、一番の歯磨きのコツだと思います。無理せず、様子を見ながら歯磨きを進めてくださいね!