
これから暑い時期に入り冷た~いアイスは毎日でも食べたくなりますね!お昼の暑い時やお風呂上りに食べるアイスは一段と美味しく感じられます。
しかし、赤ちゃんにもアイスを食べさせてもいいのでしょうか?アイスには卵や牛乳などのアレルギーの原因にもなる材料が入っているのでいつから食べさせてあげればいいのか、お母さんは心配ですよね。
特にお兄ちゃん・お姉ちゃんが食べているとどうしても下の子は欲しくなっちゃいます。
そこで今回は赤ちゃんにアイスを食べさせる時期についてご紹介します。
1.赤ちゃんにアイスを食べさせるのはいつから?
では赤ちゃんにアイスを食べさせていいのはいつからなのでしょうか?
まだ新生児のころは胃腸が弱いのでアイスを食べさせるのは避けたほうがいいですね。
アイスを始める時期としては、胃腸が成長してきている離乳食完了時の1歳以降を目安として食べさせると良いでしょう。
特に風邪の時に粉薬と混ぜてアイスを与えてみると、喜んでアイスと一緒に粉薬も飲んでくれますよ。
2.アイスを食べさせる時の注意点
赤ちゃんは甘いアイスが大好きです。
もっとちょうだい!と訴えてくる時もあります。アイスをもっと食べさせたいけれど、赤ちゃんにとっては良くないこともあります!
そこでここではアイスを食べさせる時の注意点をご紹介します。
大量に食べさせ過ぎない
アイスはもちろん冷凍されているのでとても冷たいですよね。
大人にとっては冷たくて美味しく思うアイスですが、赤ちゃんの胃腸は大人よりまだ弱く成長段階にあります。
そこに、冷たいアイスが胃腸に入ってくると、胃腸がびっくりして消化不良をおこしたり、下痢になってしまったりします。
なので、胃腸が弱い赤ちゃんに大量のアイスを食べさせることはやめておきましょう。
初めてアイスを赤ちゃんに食べさせる時はスプーン1杯程度から少しずつ食べさせて慣らしていくといいですね。
アレルギーに注意する
アイスには「卵」や「牛乳」、フルーツ系のアイスには「キウイ」や「リンゴ」などのアレルギーの原因になる材料が入っています。
今まで一度も食べたことのない材料が入っている場合は特に注意して、アイスを一口
食べたあとも、アレルギー症状が出ないか注意しながら赤ちゃんを見て食べさせてください。
注意して欲しい食材リスト
注意して欲しい食材としては、
- 卵
- 牛乳
- 小麦
- 大豆
- キウイフルーツ
- リンゴ
- すいか
- バナナ
- もも
- マンゴー
などがあります。これらの成分が入っているアイスを始めて食べさせる際には、赤ちゃんの変化を注意深く観察してくださいね。
虫歯に注意する
アイスにはたくさんの砂糖が入っています。赤ちゃんの乳歯は資質が弱いため虫歯になったらすぐに進行してしまいます。なので、しっかり歯磨きをしてあげたいです。
歯が生えそろっていなければ、ガーゼなどで乳歯をしっかりときれいにしてあげてください。
高カロリーなので食べさせすごると肥満にもつながる
アイスは砂糖も多く入っており、カロリーも300㎉を超えるものも多くあります。
1歳前後の赤ちゃんの1日あたりのカロリー摂取目安量は、1000㎉です。
そう考えると、赤ちゃんにとって300㎉は高カロリーです。肥満につながる可能性もあるので要注意です。
与えすぎに注意!味覚発達にも影響が?
赤ちゃんの舌には味蕾という味覚を感じるセンサーがたくさん存在しています。(味蕾は、大人になるにつれどんどん減少していきます。)
赤ちゃんのころに砂糖が多く入った味の濃いアイスをよく食べていると、味蕾の機能が鈍感になり、砂糖が多いおやつしかおいしく感じなくなる可能性があります。その結果、大人になったときに肥満や糖尿病などになりやすくなります。
赤ちゃんの将来の健康のためにも、アイスの与えすぎは気を付けましょう。
食中毒の可能性がある?はちみつ成分には要注意!
アイスの中には、はちみつが入っているものもたくさんありますよね。甘くておいしいはちみつですが、赤ちゃんに食べさせるのは避けましょう。
はちみつには「ボツリヌス菌」という毒素型の食中毒菌が含まれています。
1歳未満の赤ちゃんは腸内の抵抗力が少ないので「ボツリヌス菌」が体内で繁殖し「乳児ボツリヌス症」という病気になってしまう可能性があるのです。
この「乳児ボツリヌス症」は、赤ちゃんに死をもたらすこともあるので、とっても危険です。はちみつ入りのアイスは、絶対に1歳未満の赤ちゃんには食べさせないようにしましょう。
ボツリヌス菌について、詳しくはこちらを参照してください。
→食中毒を起こす微生物 ボツリヌス菌|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
アイスクリームを同じスプーンでシェアするのもあまりよくない?
赤ちゃんのころの口内には虫歯菌がいません。では、なぜ赤ちゃんは虫歯になるのでしょうか?それは、大人の口内にいる虫歯菌が赤ちゃんに移るからです。
赤ちゃんと一緒にアイスを食べるシェアアイスクリームは、大人と同じスプーンを使うこと
が多いですね。その時大人の虫歯菌が赤ちゃんに移ってしまうことがあるのです!
赤ちゃんとシェアアイスクリームをする時はスプーンと容器を替えて食べさせるといいですね。
粉薬とアイスを一緒に飲むときの注意
子どもは粉薬をアイスと一緒に混ぜて食べさせると喜んで飲んでくれるようになります。そのため、粉薬を上げる際に、アイスとまぜて食べさせることもありますよね。しかし、粉薬の中にはアイスに混ぜると苦くなり、飲みにくくなるものがあります。
アイスと一緒に粉薬を食べさせたい時は、アイスとまぜることによって苦くなるかどうかを医師に確認してみてから与えてくださいね。
添加物に注意
トランス脂肪酸って聞いたことがありますか?アメリカでは、体への害が大きいという理由で、2018年には全面禁止されることが決まっている成分です。
しかし、日本では、そこまで注目されていません。アイスを買う時に、何も意識せずに買っていると、知らず知らずのうちにトランス脂肪酸を摂取してしまっている可能性があります。身体の小さい赤ちゃんには、さらに栄養も多いはず。アイスを買う際には、注意したいですね。
アイスクリームに含まれるトランス脂肪酸については、こちらの記事を参考にしてください。
→アイスクリームにご用心! 世界が問題視するトランス脂肪酸の危険性 – リアルライブ
一番安心なのは、お母さんが作った手づくりアイスですね。簡単に作れて砂糖も調節できるので、一度作ってみてはいかがでしょうか?
3.私の体験談!はじめてアイスを食べさせた時に赤ちゃんの反応
私が子どもに初めてアイスを食べさせた時は1歳半年でした。9月の暑い時期でアイスクリームを食べていると子どもが食べたいと言ってきたので初めて与えてみたところ、すごい驚きようでした。
今までお菓子として足せさせていたのは、赤ちゃんせんべいだったのでアイスの甘さに驚いたようです。
それからというもの、冷凍庫の前に張り付くようになってしまい、お腹がすいてはアイスをくれと言わんばかりにひっついていました。
アイスが無い日は、泣いて仕方ない日もあり大変でした。スーパーのアイスコーナーから勝手にアイスを持ってきたこともあります。
アイスを食べて笑顔でいっぱいの子どもを見ると微笑ましく思えますが、アイスの味を覚えてしまったらもうアイス無しでは満足できないこともありました。
アイスも1個まるまる食べてしまった時はやはりすぐに下痢になってしまって、とても後悔した覚えがあります。
4.まとめ
アイスは美味しい食べ物ですが、砂糖も多く冷たい食べ物です。
赤ちゃんに食べさせる時は、少量から始めて食べさせすぎないように体調に合わせて食べさせてくださいね。