ベビーカーは飛行機に持込可能?カバーや料金はどうなるの?ANAとJALを比較してみた

こんにちは。ベビー用品宅配レンタル専門店の田中です。

「可愛い我が子を連れてのちょっと遠出の旅行」私が親になったらやってみたかったことの1つです。初めて実行したのが長男5歳、長女3歳、私、妊娠6ヶ月でした。

飛行機を利用しての旅。パパも頑張ってはくれたけど、遠く離れた観光地で思ったのが「ベビーカー持ってくればよかったな…」です。大人ほどの体力の無い小さな子供を連れての旅行や帰省にはベビーカーは必須!

では、どこまでベビーカーを持っていけるのか?

  • 機内の持ち込みは?
  • 持ち込む時の注意点は?
  • 子連れ旅行に優しい各社サービスなど…

詳しくまとめました!※今回まとめた情報は、2016年9月21日時点のものになります。

1.ベビーカーは、飛行機の中に持ち込めるの?

ベビーカーは、飛行機の中に持ち込めるの?

国内線

ほとんどの航空会社がベビーカーの機内への持ち込みは不可となっています。主要な航空会社であるANAとJALに関して個別でまとめました。

ANAは持込不可

ANAでは、自身のベビーカーを機内に持ち込むことはできません。事前に手荷物カウンターで預けることになります。ただし、空港内でベビーカーの貸し出しを行っているので、空港内を歩き回る際にはベビーカーを使用できます。(ベビーカーの機内持ち込み-ANA国内線

JALは条件によって持込可

JALでは機内持込み手荷物許容量の枠内に折りたためる大きさで、専用ケースや保護カバーの装着がしてある場合は機内持込みも可能です。

ただ、乗り降り時を含め機内での使用は不可。「使い慣れたベビーカーの機内利用」を目的とするならば、機内への持込みはあまり意味がないのかもしれません。

また、JALもANA同様に空港でベビーカーを借りることができるので、空港内での移動は安心です。(ベビーカーの機内持ち込み-JAL国内線

国際線

国際線でのベビーカーの機内持込みは、保護カバーや専用ケース着用であっても各社NGなところがほとんどです。

ANAは持込不可

ANAでは、自身のベビーカーを機内に持ち込むことはできません。事前に手荷物カウンターで預けることになります。ただし、空港内でベビーカーの貸し出しを行っているので、空港内を歩き回る際にはベビーカーを使用できます。(お子様の手荷物-ANA国際線

JALは条件によって持込可

空港施設により条件や、ベビーカーのサイズなどの条件が合えば、ベビーカーを機内に持ち込むことができます。ただし、ベビーカーは、機内の貨物室に預けることになるので機内での使用はできません。

また、JALもANA同様に空港でベビーカーを借りることができるので、空港内での移動は安心です。(赤ちゃん向けサービス-JAL国際線

ベビーカーは、手荷物カウンターで預けよう!

ほとんどの場合、ベビーカーを機内に持ち込むことはできないので、手荷物として預けることになります。

JALは持込可、ANAは持込不可だけど。。。

ここまでの内容をまとめると、ANAはベビーカー持込不可、JALはベビーカー持込可となります。すると、JALのほうが赤ちゃんにやさしいじゃん!と思うかもしれませんが、実はそうとも言い切れません。

ベビーカーを預ける際の料金であったり、預けているベビーカーが壊れてしまった時にどのような保証など、総合的に見ないといけないのです。そこで、ここからは、ベビーカーを手荷物として預けた場合の料金や、破損時の保証についてお話していきます。

2.ベビーカーを預ける場合の料金は?

ベビーカーを預ける場合の料金は?

ここでは、ベビーカーを手荷物として預ける場合の料金や他の荷物と合わせての重量制限。また、国内線、国際線での違いはあるのか?について紹介していきます。

国内線

手荷物の重量制限の枠は各社10kg~20kg前後までは無料で預かってくれることが多いです。問題はベビーカーはその枠に含まれるのか、含まれないのか。

一般的には重量制限に含まれないことがほとんどですが、一部例外も。ただでさえ荷物の多い子連れ旅行には死活問題です!(笑)

ANAは重量制限と関係なく無料

各クラスごとに無料で預けられる手荷物許容量は定められてはいますが、ベビーカー、チャイルドシート等に関しては重量制限とは関係なく無料なようです。ただし、座席を保有しない3歳未満の幼児のみに限られます。(手荷物のルール-ANA国内線

JALは重量制限内であれば無料

無料手荷物許容量は20kg(ファーストクラスは45kg)までと定められていますが、ベビーカーもこの中に含まれます。

荷物とベビーカーを合わせて20kg(ファーストクラスは45kg)を超える場合は超過料金の支払いが必要となるので、事前に荷物の総重量を確認しておいた方が良さそうです。(ベビーカーの機内持ち込み-JAL国内線

国際線

各航空会社も重量制限とは関係なく、ベビーカーは無料で預かってくれる会社がほとんど(ANA,JAL含む)です。

ANAとJALでは、座席のない赤ちゃんでも手荷物1つまで無料!

また、ANA、JALでは座席を確保されていないお子様(大人料金の10%程度の幼児運賃は必要です)でも、無料で手荷物を1つまで預かってくれます!ANAとJALで預かってくれる手荷物の限界サイズが異なるので、ここでチェックしておきましょう。

3.ベビーカーを預ける際に気を付けておきたい事

ベビーカーを預ける際に気を付けておきたい事

また、ベビーカーを手荷物として預ける際に注意すべきことがあるので、その点についてお話ししますね。

付属のアクセサリーは外しておく!

ベビーカーに付属してあるアクセサリー類は、必ず事前に外して下さい。付けたままでいると破損や紛失の原因になります。

また、搭乗前は何かと混み合うことの多いので、手荷物カウンター直前でアクセサリーを外すのではなく、事前に外しておきましょう。事前準備をしておけば、スムーズかつ他のお客様に迷惑をかけることなく搭乗手続きを進められますよ。

名札タグは必ずつける!

名札タグは、必ず付けるようにしましょう。万が一、ベビーカーの取り違いや飛行機に運ぶ過程で紛失しても、名前と連絡先を書いていればベビーカーが手元に戻ってくる確率がグッと上がります。

ベビーカーのカバーをかけてくれるの?

専用カバーや、保護カバーをお持ちの方は、装着も忘れずにお願いします!

JAL利用の場合、カバー無しの状態でのベビーカーは、簡単にビニールのカバーをかけてくれますが、ANAにはそのサービスはありません。「ベビーカーをど汚したくない!破損が心配!という」方は、ご自身でカバーを準備してください。

ベビーカーが破損した時の対応

ANA、JALともに手荷物の受け取り時から7日以内であれば、基本的には修理対応してもらえます。ただし、破損状況によっては修理以外の方法を提示されることもあります。

JALでは賠償金額を1人あたり15万円までとしていますが、ベビーカーの実際の価格が15万円を超える場合は搭乗手続き時に係の人に相談して下さい。

また、ANAでは空港を離れてから破損に気がついた時は「破損手荷物申告書」の提出が必要な場合もあります。こちらも要相談です。

ただしANA、JALいずれの場合も7日を過ぎてしまうと保証対象外になりますので、破損に気がついたら、早めにご連絡されることをおすすめします。

4.搭乗の流れとベビーカーを預けるタイミング

いざ!旅行に出発!でもベビーカーを持っている場合の搭乗手順ってどうするの?という疑問もありますよね。なので、ここでは搭乗までの流れまとめました。

  1. 搭乗手続き(チェックイン)
  2. 手荷物カウンターで荷物を預ける(ここでベビーカーを預ける
  3. 保安検査を受ける
  4. ご搭乗

このように、ベビーカーを持っているからと言って搭乗手順が面倒になるわけではありません。

どこでベビーカーを預けるの?預けた後はレンタル!

搭乗手続き(チェックイン)が終わったら、手荷物カウンターへ進み、そこで機内持込み以外のお荷物は預けてしまいます。つまりここからはベビーカーがありません。

そこで、ANAは搭乗手続き時、JALは空港到着後に係員に声をかけると、A型AB型兼用のベビーカーを事前予約無しで貸してもらえます。

これで、時間に余裕を持って到着しても、空港内を十分に楽しめそうですね(*^^*)!目的地に行く道中もめいっぱい楽しむ!これも旅の醍醐味です!

5.機内で赤ちゃんはどう座る?

機内で赤ちゃんはどう座る?

いざ、飛行機に搭乗!でも、飛行機内で赤ちゃんはどうしたらいいの?抱っこ?席を取る?チャイルドシート?と様々な疑問がありますよね。もちろん、そんな疑問も解決していきます(^^)

幼児はひざの上?それとも個別の席を取る?

幼児のお子様はママやパパのひざの上に抱っこで座れます。ここで嬉しいのが、座席の料金です。国内線、国際線それぞれでまとめました。

国内線

子供用の座席を取らずに、パパ、ママの膝の上で座ることが出来れば、ANA、JAL共に大人一人につき、幼児1人まで無料で、搭乗可能です。

ですが、赤ちゃんの座席を個別に取る場合は、小児運賃が必要となります。

※ANA(国内線)は、満2歳未満、JAL(国内線)は、満3歳未満を幼児としています。

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参考

小さなお子様連れのお客様 [航空券や料金] ANA国内線
赤ちゃんの料金はどうなりますか。-JAL国内線

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国際線

子供用の座席を取らずに、パパ、ママの膝の上で座ることが出来れば、ANA、JAL共に大人一人につき、幼児1人まで大人運賃の10%で、搭乗可能です。

なお、座席を子供用に個別に取る場合は、大人料金の75%の運賃で搭乗可能です。

※ANA(国際線)、JAL(国際線)共に満2歳未満を幼児としています。

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参考

小さなお子様連れのお客様 [航空券や料金] ANA国際線
お子さまの国際線ご利用についてのご案内-JAL国際線

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JALには、幼児2人連れの専用座席も!

JALでは「幼児2名連れの方専用座席」やクラスJご利用の方限定にはなりますが赤ちゃん連れのお客様優先席の用意があります。座席の前のスペースが他の座席より少し広めになっていますので抱っこも楽ちんです。ぜひ、予約時に確認してみて下さい。

ただし、数に限りがあったり、条件がある場合はご希望に添えない場合もあります。

ANAはベビーベットの無料貸し出し!(要予約)

ANAでは、国内線、国際線含めて座席の取っていない赤ちゃんでもベビーベッドの貸してくれます。長時間飛行機に乗らなければならない場合などに非常に便利ですね。

ただし、台数、設置場所、赤ちゃんの体重(10㎏まで)に制限があるので予約はお早めに。申し込みは、ANAに直接電話することで行えます。

JALでも、国際線ではベビーベッドの貸し出しをしてくれますよ。

JALはチャイルドシートの無料貸出し!(要予約)

国際線などの長旅での長時間の抱っこは、やっぱり負担…。わかります、その気持(笑)

なんとJALでは、事前予約をすればチャイルドシートを貸し出してくれます。1座席分の料金はかかってしまいますが、長時間赤ちゃんを抱っこし続けるのが大変なお母さんは、ぜひ利用したいサービスです。

なお、ANAはチャイルドシートの貸出は行っておりません。ご自分で、チャイルドシートを持ち込む必要があります。持ち込むチャイルドシートには、規定があるので出発前によく確認してくださいね。

6.子連れママにやさしい空港サービス!

子連れママにやさしい空港サービス!

最後に、子連れママにはとっても嬉しい空港サービスをまとめました!旅行や帰省で飛行機に乗る前にチェックして、賢く空港サービスを使いましょう。

ANA/JAL共通サービス

空港で搭乗直前までベビーカーを借りられるよ

ほぼ、空港到着時から搭乗口まで利用できます!

また、国内線であれば搭乗時に係の人に頼めば、到着空港でも用意してもらえます。

国際線であっても空港によっては、ベビーカーを貸し出してくれるところもあります。

妊婦さんor赤ちゃん連れママだと優先入場!

搭乗準備が整い次第、係の人に声をかけてくれれば優先的に案内してもらえます。

こちらは、赤ちゃん連れの方だけではなく、妊婦さんも対象です。

機内にベビーベッドがある(予約時に確認してね)

ANAでは国内線、国際線ともに、JALでは国際線のみ用意があります。

赤ちゃんの体重は10kgまで(JALは10.5kg、2歳未満)との制限があり、使用できる座席も限られますが、ここですやすや眠る我が子は天使に違いない!(笑)

ぜひ予約時に確認してみてください。

ミルクづくりを手伝ってくれる!

赤ちゃんによってはミルクに好みがあったり、アレルギーミルクを飲んでる子もいるはず。

そんな時は、持ち込んだミルクで客室乗務員さんが作ってくれます。ベビーの好みの温度や濃さまでこっそり伝えちゃいましょう!

おむつ替え専用テーブル完備の化粧室!

おむつ替え専用テーブルだけでも嬉しいのに、更にオムツまで用意してくれています!(MまたはLサイズ。Lサイズのみの時もあります。また、数に限りがあります。)

これで突然のハプニングで、搭乗時に手持ちのオムツがなくなっても安心です。これ以外でも、荷物の収納や困ったことは客室乗務員さんが快く対応してくれます。まずは何でも相談!です。

種類の豊富な離乳食やチャイルドミール、おもちゃの用意(国際線のみ)

各社事前予約は必要ですが、食事はアレルギーにも対応してくれます。

他にも持ち運ぶには意外とかさばる絵本や玩具、大人の食事から取り分けることのできない食事の用意など至れり尽くせりです。

ANAでもJALでも小さなお子様を連れた方専用の搭乗手続きカウンターが設置されています。ただ、すべての建物に設置してあるわけではないので、目的地別に確認が必要です。

待つのが苦手な赤ちゃんも、これで安心です。

ANAのみのサービス

上手く利用したい快適宅空便

旅行先でお土産が増えてしまった時など、有料にはなりますが、出発空港で宅空便を申し込めばご自宅などの指定場所に直送が可能なんです!

直ぐに必要ない荷物は送っちゃえば、お疲れの帰路の足取りも軽いはず!

赤ちゃんを抱っこしながらの旅行でクタクタの状態で、手荷物を減らせるのはうれしいですよね(^^)

エアポートサポート(国際線のみ)

大人1名で3歳以下の子供1名以上の同伴の場合、乗り継ぎ空港や到着空港での案内をお手伝いしてくれます。

出発72時間前までのお電話での予約が必要ですが、これでママ1人での子連れ海外旅行の強い味方ができました!

お子様スキンケア用品(国際線のみ)

長い空の旅は意外と乾燥との戦いです。まだ皮膚の薄い子供たちの肌まで守ってくれるなんて嬉しすぎます!

JALのみのサービス

ミルク作りを手伝ってくれるだけではなく、お湯や100%りんごジュースももらえます!

お白湯が好きなベビーも、ジュース100%が濃いなと思うベビーも調節可能です。

チャイルドシートのレンタル

事前に予約は必要ですが、国内線のバシネットレンタルが無いのもこれでカバーできます。座席の確保は必要です。

赤ちゃん専用毛布の貸出し

時には誰でも使えるものが赤ちゃんには皮膚炎等の原因になることもあります。JALの毛布は、大人と兼用ではないので、まだ皮膚の薄い赤ちゃんも安心して使えますね。

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参考

ANA国内線-赤ちゃん・子供向けサービス
ANA国際線-赤ちゃん・子供向けサービス

JAL国内線-赤ちゃん・子供向けサービス
JAL国際線-赤ちゃん・子供向けサービス

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7.まとめ

小さな子どもを連れての旅行や帰省の道中にハプニングはつきもの。すべてのハプニングに対応できるように、たくさんの準備が必要なママはせっかくの楽しい旅行も帰省も、気が気じゃないですよね。遠く離れた場所への移動ならなおさらです。

そんなママとパパの負担を軽減してくれる各航空会社のステキなサービス。事前予約が必要なものもありますが、上手く利用して、楽しい旅行にしたいですね!

ただ、限られた空間の中での移動手段であること、周りの方への配慮も忘れずにお願いします。この情報が少しでも忙しいパパとママのお役に立てたら幸いです。

※今回まとめた情報は、2016年9月21日時点のものになります。

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