
室内でワンちゃんと一緒に暮らしているパパ、ママにとって、赤ちゃんとペットの間で何か事故が起こらないかと心配ですよね?
- もし、ワンちゃんが、赤ちゃんを噛んでしまったらどうしよう?
- ワンちゃんの毛を赤ちゃんが飲み込んでしまったらどうしよう?
- ワンちゃん対策でベビーベッドはあった方が良いのかな?
などなどいろんなことが考えられます。
そこで、この記事では、そういった不安を解消するために、ベビーベッドの必要性や私生活で気を付けて欲しいポイントなどを紹介していきます。
1.ペット(犬)がいる家庭でベビーベッドは必要?
まず、初めに、ワンちゃんを買われているご家庭では、「ベビーベッドを使った方が良いのか?そうでないのか?」についてお話ししますね。
これは、「絶対にベビーベッドがなければならない!」というわけではありませんが、あった方が赤ちゃんに及ぶ危険が小さくなることは確かです。
では、具体的にベビーベッドを使わないと、赤ちゃんにどんな危険があって、そして、なぜベビーベッドが必要なのかについてお話していきますね。
ワンちゃんの唾液が感染症の原因になる?
ワンちゃんは舐める癖のある子が多いですよね。ワンちゃんの口腔内には、パスツレラ菌等の人に害がある細菌も存在しています。なので、ワンちゃんが赤ちゃんの顔をなめてしまうことで、パスツレラ症などの病気にかかってしてしまう可能性があります。可能性としては低いですが、やはり、最低限の対策はしておきたいですよね。
特に、新生児など、抵抗力がついていない赤ちゃんは、注意が必要です。なので、ワンちゃんと赤ちゃんの接触を避けるために、ベビーベッドの使用をオススメします。
赤ちゃんがアレルギー反応を起こすことも
犬の毛、犬のフケ、犬の尿、唾液などに過剰に反応してしまい犬アレルギーを発症してしまう赤ちゃんもいるようです。なので、新生児などの抵抗力が低いうちは、ワンちゃんとの接触をなるべく避けるために、ベビーベッドの使用をオススメします。
ワンちゃんが赤ちゃんを噛んでしまうことも
急にあらわれた赤ちゃんによって、ストレスから異常行動をおこすワンちゃんも中にはいます(ワンちゃんの性格によります)。無駄吠えや、いたずら、粗相、攻撃的になったり…。最悪、赤ちゃんを噛んでしまうこともあります。万が一の事も視野にいれてベビーベッドの使用をオススメします。
ママのストレス軽減
赤ちゃんが気になって、ちょっかいを出すワンちゃんもいます。そんな時、ママは、赤ちゃんとワンちゃんの状態が気になって仕方がないですよね。ただでさえ疲れている産後です。ベビーベッドを利用することによって、ワンちゃんのいたずらを防ぎ、ママのストレスを軽減しましょう。
2.赤ちゃんと犬の距離感についてはかなり意見が分かれる模様
なお、赤ちゃんとワンちゃんの距離感については、かなり意見が分かれているようです。
実際、
- うちの犬は予防接種を受けているから大丈夫!
- ワンちゃんが赤ちゃんの口をなめても何の問題もなかった!
という声もたくさんあります。実際問題、多くの家庭では、赤ちゃんと犬を一緒に過ごさせても問題がなかったのでしょう。
ですが、当ブログでは、最悪の事態を避けるためにも、赤ちゃんとワンちゃんは、なるべく距離を取った方が良いというスタンスで書いていきます。
使用期間はいつまで?
なお、ワンちゃんのいるご家庭では、通常より少し長めにベビーベッドを使用する傾向があるようです。やはり、どうしてもママが目を離さなければならない時はあります。
そういった時に、赤ちゃんをベビーベッドに乗せることで、ワンちゃんと赤ちゃんの間でのトラブルを防げます。ただ、赤ちゃんの立ちつかまりの度合いにもよるので、赤ちゃんの様子を見ながらしっかりと判断しましょう。
3.ペット(犬)がいるご家庭で気を付けて欲しいこと
では、次にペットとして犬を飼っているご家庭で、赤ちゃんを守るために、私生活の中で気を付けてほしいことをお話ししますね。
こまめな掃除
犬の毛から、アレルギーやぜんそくになってしまう子もいます。また、赤ちゃんが落ちている犬の毛を食べてしまったり、舐めてしまったりすることもあります。こまめにワンちゃんのブラッシングを行ったり、部屋の掃除を行ったりして対策してくださいね。
おトイレなどちょっとした時こそ気を付ける
ママがトイレに行っているちょっとしたすきに、赤ちゃんが噛まれてしまったなどの事故もあるようです。実は、犬には、ボディランゲージがあって、赤ちゃんが無意識に行っている行動が、ワンちゃんにとっては、戦いを挑んでいる体制に見えることもあるようです。それが原因で、ワンちゃんは戦いを挑まれていると勘違いして赤ちゃんを噛んでしまうそうです。
犬も赤ちゃんも本能で行動しています。「いつも一緒にいるから安心!」と気を抜いているととんでもない事故が起こってしまう可能性があります。日常生活のちょっとした時こそ、赤ちゃんを一人にしないように注意してくださいね。
ベビーサークルもあるといいかも
なお、対策としては、ベビーサークルをお勧めします。ベビーベッドだと、ある程度赤ちゃんが成長したら使えなくなってしまいます。
ですが、ベビーサークルであれば、ベビーベッドのように柵から落ちる心配も不要ですし、また、赤ちゃんとワンちゃんの間に柵があるので安心です。
ワンちゃんへの愛情も今までと変わらず注いであげる
「赤ちゃんが産まれてくるまでは、僕が1番に可愛がられていたのに、赤ちゃんが産まれてからは自分は…」と拗ねてしまうワンちゃんもいます。特に新生児の頃は、ママは赤ちゃんにべったりの時期ですから、同じ部屋にいたりすると嫉妬が加速してしまう場合もあります。
なので、赤ちゃんに対して攻撃的になったり、吠えてしまう事が増えたりとトラブルになってしまう事も…。なので、できる限りワンちゃんにも今までと同じように愛情を注いであげてくださいね。
ベビーベッドにはガードを付ける
「ベビーベッドには柵がついているのにガードがいるの?」と思いますよね。ワンちゃんの中には、赤ちゃんにちょっかいをだしちゃう子もいます。例えば柵の間から脚を入れてみたり、赤ちゃんが柵に近いところにいれば舐めようとしてみたりします。気になって仕方がないのかもしれないですね。
しかし、赤ちゃんは抵抗力も免疫も低いです。そのため、できる限りキズや細菌の感染は防がないといけません。市販のベビーベッド用ガードを使ったり、家にあるバスタオルを巻いたりして、ワンちゃんの脚や口がベッド入らないようガードしてあげましょう。
ワンちゃんが普段遊んでいるおもちゃはなるべく早く片付ける
意外と忘れがちなのが、ワンちゃんのおもちゃを出しっぱなしにすることです。ワンちゃんが遊んだおもちゃには、唾液がたっぷりとついています。
もし、赤ちゃんがワンちゃんのおもちゃを口に入れてしまったら、それが原因で病気になってしまうかもしれません。。
なので、ワンちゃんが普段遊んでいるおもちゃは、すぐに片づけるようにしましょうね。
4.犬と一緒にいることで赤ちゃんの抵抗力が育つ?
これまでは、赤ちゃんをワンちゃんが持つ細菌から守る方法についてをメインにお話してきました。
ですが、赤ちゃんとワンちゃんが一緒にいることは、メリットもあるようです。それが、「赤ちゃんの抵抗力UPに効果があるかもしれない」ということです。こんな話をすると、赤ちゃんとワンちゃんを一緒にいさせた方が良いのか、話しておいたほうが良いのか、混乱してしまったかもしれませんね。
結局のところを言うと、大切なのは、バランス感覚です。赤ちゃんの口の中に、ワンちゃんの唾液が入ってしまうことは、防ぐべきですが、過剰に細菌から守りすぎるのも良くありません。
赤ちゃんは、生後6ヶ月くらいまでは、ママからもらった抵抗力によって体を守られていますが、それ以降は、赤ちゃん自身の抵抗力を身に着けていかなければなりません。
なので、ワンちゃんの唾液だけは、口に入らないように注意しつつも、頃合いを見て、少しずつワンちゃんとタッチする機会を増やしてあげるのが良いのではないでしょうか?
5.まとめ~赤ちゃんと犬はパートナー?~
赤ちゃんを迎える準備は人も大変ですが、ワンちゃんもきっと新しい環境に適応するために大変です。ですが、それを乗り越えれば赤ちゃんにとってワンちゃんは最高の相棒になってくれるはずです。
ワンちゃんがいることで子供の情緒面の発達が促されたり、豊かな感受性が身についたり、よき遊び相手になってくれることでしょう。ぜひ、赤ちゃんとワンちゃんが良きパートナーになるために準備をしてあげてくださいね。