
「ベビーカーで改札口が通れるかな?」「ベビーカーで駅のエレベーターに乗れるのかな?」あなたは、こんな不安を感じていませんか?
赤ちゃんが産まれると、今まで何とも感じなかった駅やエレベーターが怖いものに感じることもありますよね?
そこで、この記事では、ベビーカーで駅やエレベーターを利用する際に起こる問題点とその解決策について紹介します。
1.私がベビーカーで駅を利用する際に感じた不安
普段、駅を使わない方でも、産後どうしても駅を利用する機会がありますよね?
私はありました。当時の私は、初めて利用する大きな駅で子供を連れて駅構内を右往左往でした。
子供がいなければ自分一人なので、エスカレーター・階段を利用して目的地には簡単に行けます。
しかし、ベビーカーを押しながらエレベーターを探す・利用するホームまで行くという事は、思った以上に大変でした。
2.駅やエレベーターでベビーカーを使う時に困った出来事と解決策
そんな不安を解決するために、私がベビーカーで駅を利用する際に感じた不安とその解決策を紹介します。
困りごと1:人が多くてエレベーターに乗れない。
ベビーカーでのお出かけで、よくある困りごとの1つが「エレベーターに乗れない事」です。エレベーターに乗り込もうとしても、ベビーカーが乗れるスペースが無く乗車する事を断念する。そんな経験をしたママは多いと思います。
実際、私も大きな駅を利用した時にエレベーターに乗れず、何度も見送った経験があります。いつまでたってもエレベーターに乗れないので、イライラしてしまうこともありました。
そんなときの解決策を2つ紹介します。
解決策①:ベビーカーを畳んでエレベーターを利用する。
ベビーカーを畳みコンパクトにすることで、乗れるスペースを確保しましょう。ベビーカーが占領する領域も小さくなるので、他のエレベーター利用者さんへの迷惑も減ります。エレベーターに乗れない時は、ベビーカーを畳んで利用してみてくださいね。
解決策②:抱っこ紐も利用してみる。
ベビーカーを畳んで赤ちゃんを抱っこし、荷物を持ち、ベビーカーを運ぶのは、ママにとって過酷なことですよね?
そんな時に便利なのが抱っこ紐です。現在では、新生児でも縦抱きスタイルで使用できる抱っこ紐が多数販売されています(ベビービョルン、エルゴベビー、グレコなど)。
抱っこ紐を使う事でママの両手が空き、荷物を持ちながらでも、ベビーカーの移動が楽になります。コンパクトに収納できる抱っこ紐を選んだり、専用の 収納カバー を利用すれば、持ち運びも簡単です。
困りごと2:駅構内施設の配置位置が分からない。
赤ちゃん連れで無いときには何とも思わなかった駅の構内でも、いざ赤ちゃん連れになると「出入り口はどこ?」「乗り換えのルートは?」「エレベーターはどこ?」「授乳室・オムツ替えはどこで出来るの?」など、知りたい事・利用したい場所がたくさん出てきます。
しかし、駅構内の配置を知らないでいると目的の場所を探すのに手間も時間もかかり、ママは大変です。そこで、子育てママの駅利用をより便利にするサイトやアプリをご紹介します。
解決策:駅のエレベータ―はどこ!?困る前に入れておきたい情報サイト・アプリをご紹介!
■らくらくおでかけネット
こちらのサイトは、全国の駅の構内図の確認、トイレ情報(車いす対応、オストメイト対応トイレ、ベビーベッドの有無)などの情報確認ができます。また、電車だけではなく空港・バス・フェリーなどのターミナル情報、経路検索もでき便利です。
JR東日本限定ですがアプリも配信されているので、使われる方はダウンロードしてくださいね。
■山手線エレベーターを App Store
こちらのアプリは、JR山手線のエレベーター情報に特化したiPhone用アプリになっています。ベビーカーで山手線を利用されることが多い方は、入れておくと便利なアプリです。
■東京メトロ公式アプリ – TokyoMetroApp –
こちらは、東京メトロの公式iPhone用アプリです。
電車の運行状況はもちろんのこと、駅の構内図、乗り換え案内、乗り換え出口案内などの確認をおこなう事ができるので、賢く利用すれば、駅内で迷うことを減らせます。
困りごと3:ベビーカーで改札が通れない。
駅の改札の幅は、55㎝から60㎝ぐらいが一般的なサイズになっています。
国産ベビーカーの場合は特にこの幅は気になりませんが、海外製品のベビーカーを使用される場合(購入予定)は注意が必要です。
海外製のベビーカーは日本製の物に比べると、横幅が大きく、60㎝近い物もあります(参考:ベビーカー比較表 )。その為、改札幅が小さい場合は、改札を通れない事もあります。
また、ベビーカーのサイズに問題がない場合でも、ベビーカーにつるされている荷物が邪魔になって、改札を通れない場合もあるので注意が必要です。
解決策:車いす対応改札を利用しよう!
通常の改札(幅55~60cm)を通る事が出来ない場合は、車いす対応の改札(バリアフリー用)を利用すれば、問題なく通ることができます。車いす用の改札が無い場合は、駅員さんのいる大き目の改札であれば通れるので安心してくださいね。
困りごと4:ベビーカー利用で苦情を言われた。
駅やエレベーターを利用しているママたちの悩みの中で、とてもつらいのがベビーカー利用での苦情です。
「ベビーカーを畳まないで乗車しないで」、「通勤時間帯にベビーカーは邪魔」、「ベビーカーの車輪で足を踏まれた」、「子供の泣き声がうるさい」などなどベビーカー利用に不快感を感じている方はたくさんいるようです。
この問題は、難しい問題で、どちらか一方が悪いとは言い切れない問題です。その状況によっても変わってくるでしょう。お互いがお互いを思いやるのが一番ですが、それでも問題を減らすためにできることはしたいですよね?その方法を紹介します。
解決策①:ベビーカーは畳む?畳まない?
国の方針によると、電車に乗車する際、「ベビーカーは、畳まなくても利用可能」となっています。しかし、満員電車や通勤時間帯などでベビーカーを広げた状態で使用する場合などは周囲の利用者の迷惑になってしまったり、赤ちゃんに物がぶつかったりと危険性が高まります。車内の環境に合わせて利用してください。
解決策②:混雑時間帯・車両は避ける
通勤ラッシュや帰宅ラッシュなど多くの人が利用する時間たちをさけたり、混雑していない車両を選ぶことで、電車利用のストレスが軽減できます。また、人込みは、赤ちゃんに危険が及ぶこともあるので、利用される際には注意してください。
3.危険だから止めてね!ベビーカーでのエスカレーター使用!
次に、駅にあるエレベーター利用についてお話しします。「エレベーターを待っていても、中々乗車が出来ない。」そんな時、通常であれば、
- そのまま待ち続ける
- 赤ちゃんを抱っこして階段を利用する
- 別のエレベーターを利用する
などが考えられると思います。
しかし、中にはベビーカーに赤ちゃんを乗せたままエスカレーターに乗車してしまうママがいます。エスカレーターでのベビーカー利用は、死亡事故にもつながる大変危険な行為です。
大事な赤ちゃんだけでなく、ママやほかの利用者を巻き込んでの事故になる可能性もあります。決して、ベビーカーでのエスカレーター利用はしないでくださいね。
過去には、こんな事件もありました。
エスカレーター巻き添え:「車椅子もベビーカーも危険」 – 毎日新聞
4.まとめ
今回この記事では、駅やエレベーター利用時におこる困り事や解決策などをまとめてみました。これから実際に駅やエレベーターの利用する予定があるママや、利用してみて悩んだママに少しでも役立てていれば嬉しいです。